2016.7.4レポートUP
先生:coffee&bar Potさん
coffee&bar Potの オーナーとシェフのお話は、イタリアへの愛と情熱を感じ、
在住経験者だからこそ言葉に深みがあり、人を引きつける魅力感じる授業となりました。
前後半に分かれた構成で、まずシェフがイタリア文化について話されました。
皆さんは、bar・エスプレッソ・イタリアンについてどんなイメージをお持ちですか?
皆さんがイメージするイタリアは、本当のイタリアなのでしょうか?
まず、イタリアでのbarの読み方は「バール」です。
様々なジャンルのバールがあり、日本のコンビニのように数多く存在します。
1ユーロ程度でコーヒーが飲め、さっと注文し飲んで出ていく人が多く、立ち飲みスタイルが主流だそうです。
次は、イタリアのエスプレッソについてです。
皆さん!!エスプレッソは苦いでしょうか!?
本場のエスプレッソは…!?
…そんなお話を伺いました。(知りたい方は、ぜひPotさんへ!)
最後は、イタリアンについてです。
イタリアには地方料理が豊かで、北部と南部では全く違うようです。
実はイタリアンは、地方料理の総称なんです。
パスタも豊かで、Potさんでは手打ちパスタを提供されています。
もう一つイタリアといえば、ピッツァですよね。
ピザと呼ばれているものは“アメリカピザ”。ピッツァとは違うんです!
日本では真のナポリピッツァ協会(ベラピッツァ)の数々の基準をクリアして認定されたお店だけが真のナポリピッツァと認定されます。
ただ単に、石窯を使っているから本格的なピッツァというわけではないのです。
このピッツァ、Potさんでは提供されていません。
「提供するなら本場と同じ味にしなければいけない。しかし現状は本場の味を出せる環境にない。だから敢えて提供しない!」という話を聞いていると、
イタリアへの愛とこだわりを強く感じました。
後半はオーナーご指導のもと、イタリア体験です。
エスプレッソ立ち飲み体験は、本場の雰囲気を体験して頂きたいという思いから、イタリア語で注文しカウンターで飲む一連の流れです。
「ウン・カッフェ・ペル・ファヴォーレ」この一言でエスプレッソが注文できます。
覚えたてのイタリア語でハニカミながら注文される皆さんの姿を見ていると、本場の情景が目に浮かびました!
次はラテアート体験です。
日本ではシアトル系のコーヒーショップが主流ってご存知ですか?
シアトル系(スターバックスさんなど)でカプチーノを注文すると、もこもこ泡のカプチーノがでてきます。シアトル系はカフェラテが主流ですね。
しかし、イタリアでカプッチーノを注文すると、泡が多めのシルキーなカプッチーノがでてきます。こちらが本家本元のカプッチーノです。
お客様が喜ばれるから、とPotさんでもラテアートを提供されていますが、本当はアートを楽しむのではなく、出来立てを味わってほしいそうです。
そして、エスプレッソマシーンを使用しラテアート体験をしました。
最後は、Pot×waccaのコラボレーションジェラートを使用したカフェ・アフォガートを頂き終了となりました。
最後まで、和気藹々とした雰囲気で素敵な時間を共有されていました。
実際に肌で体験されたからこそ、生まれるイタリアへのリスペクト、文化を正しく伝えたいという情熱、
なによりお二方の人間的な魅力を感じずにはいられませんでした。
ぜひPotさんに来店され、その後イタリアに行ってイタリア文化を肌で感じて頂きたいと思いました。
(授業レポート:伊藤祐/写真:笹倉・伊藤亜)